集落による集落のためのシンクタンク

【令和3年度通常総会】オンラインで開催しました。

6月 10, 2021

個人・家族の課題解決地域を支える人材の支援・育成集落・組織の課題解決 おしらせ

2021年6月10日(木)にNPO法人みんなの集落研究所の令和3年度通常総会を新型コロナウイルスによる感染拡大防止の観点から、ZOOMによるオンラインでの開催となりました。議題としては、2020年度の事業報告・決算、2021年度の事業計画・予算に加え、定款の変更と役員変更についても提案、承認いただきました。また、役員変更に伴い、新しい執行役・監事のご紹介と、また今回で退任となった執行役・監事の皆さまにご挨拶もいただきました。
17名の方がオンライン参加をいただき、最後にはご参加をいただきました皆様の近況をお伺いするなど、簡単な交流もさせていただきました。
お忙しい中ご参加いただいた皆さまありがとうございました!

以下、代表執行役の石原による2020年度の振り返りと2021年度方針に関する文章です。
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2020年度は、テーマとして「初心に戻り それをアップデートする」としておりました。
前半に思うように動けない時期を過ごす中で、いくつかの「初心に戻る」と「これまでを棚卸しする」取り組みを行いました。
その1つがアニュアルレポートの作成です。設立からこれまでの 7年間を振り返り、成果をまとめる作業は私たち自身の立ち位置や大切にしてきたことを再確認する機会になりました。
もう1つがこれまでの経験で培ったものを還元するためのセミナーの開催です。地域に伺い、自ら地域に取り組む力や意思が引き出されていくことを支えさせていただく、エンパワメントやファシリテート、コーディネート、そしてその意思を引き出し行動につながるための調査について、それぞれの場面で気を付けていることなどを整理して、それを「集落ファシリテーター」と名付けてオンラインでの研修をさせていただきました。

また、各事業においては、県内自治体の皆さまと協働で各地の支援に取り組ませていただきましたが、以下の3つが新しい動きであったかと思います。
1つは「地域内外連携移動&移動販売5.0」です。コロナによる影響の中であらためて移動販売の価値が見つめなおされる時だと考え、その経営持続と他地域・他業との連携によるサービス向上の可能性を探っています。
2つ目が「金融機関調査」です。高梁川流域学校から倉敷市と協働で取り組まれている流域圏の SDGs 推進事業の一環として委託をいただいたものですが、地域の土地や建物などが相続などに より 分散化してしまう状況下、どう地域に残すのかという問題意識を持っている中で、金融機関の皆さまとの可能性を感じる調査となりました。
3つ目は「高校地域コーディネーターに関する提言」です。県内各地の高校で地域コーディネーターを務める方々と話し合いを重ね、より効果的に、そして職業として安定したものとなることを目指し県教育長に提言をさせていただきました。

以上のような昨年の活動を踏まえ、今年度のみんなの集落研究所の2021 年のテーマは「挑戦と連携の幅を広げ深める」です。役員改選期でもあり、新たな力を得ながら取り組んでいきますので、今年度もどうぞよろしくお願いいたします。