集落による集落のためのシンクタンク

日本遺産おもてなしプログラム実践ワークショップ 第1回を開催しました!

7月 3, 2019

地域を支える人材の支援・育成 倉敷市岡山市総社市赤磐市 おこすはぐくむまもる

 

このワークショップは、H30年に日本遺産に認定された、28の文化財で構成される桃太郎にまつわるストーリーの魅力を紹介するために地域の方々が主役で体験型交流プログラムを企画実施するものです。文化財を訪ねてくださる方や地域の方が面白いと感じていただけるプログラムの企画実施、実践後の振り返りを計4回のWSで行います。【主催:日本遺産「桃太郎伝説の生まれたまち おかやま」推進協議会、運営:NPO法人みんなの集落研究所(事業受託者)】

6月21日には第1回WS「文化財の価値の共有とプログラムづくりについて学ぶ」を岡山市勤労者福祉センターで開催。約25名の方々に参加頂きました。

 

 

まず主催者を代表して岡山市担当課からご挨拶。趣旨説明に続いて「自分を昔話の登場人物に当てはめるなら」「桃太郎伝説の好きなところ」のテーマで参加者の自己紹介を兼ね歓談。

和やかな雰囲気のなか、今回のWSを通じて実践するプログラムの考え方を共有。
「だれに」
「どの話 どの史跡の価値・おもしろさを」
「どういう体験で実感してもらうか」
「そこにどんな味付け(料理/調味料)を加えるか」
の各要件に分けて紹介。「だれに」の部分は、昨年度実施されたウェブ調査を通じて弾き出された桃太郎伝説に関心が高いと想定される層、50代夫婦をメインターゲットとし、アイデアを展開頂くことを確認。

例えば
「男女50代夫婦が(誰が)」
「鬼ノ城から温羅が見た景色を(どの史跡の価値を)」
「景色を眺めながら王様の食事(どういう体験で実感)」
「古代食材と岡山の食材によるフレンチフルコース(どんな味付けで)」
といった具合です。

 

 

プログラムを考えるにあたり、総社市観光プロジェクト課 武田 恭彰氏より、「資料から桃太郎伝説の起源を考える ~宝のない所に桃太郎は来ない!~」をテーマに講話を頂きました。長年文化財調査等に関わられた武田さんならではの視点で、桃太郎伝説の歴史的背景、意外な視点などを大変興味深く語っていただき、歴史的情勢を踏まえながら、文化財が語る物語の魅力について楽しく伺いました。

 

 

感想を共有し、休憩をはさみ参加者の皆さんにはワールドカフェ形式でのアイディア出しをして頂きました。テーマを①食べる②学ぶ・観る③つくる④歩く⑤健康・美容の5つのカテゴリに分けて、この内容でツアーを実施するのであれば何をどうする、でアイディア検討を頂きました。20分で他のテーマに移動し、皆さんに3テーマについてお考え頂きました。
その後色々出たアイディアをA4用紙1枚に「対象」「体験」「どの話 史跡を活用「どんな工夫で」についてご記入いただきました。

例えば

【誰に】→歩く(登る)のと歴史に関心がある人
【どんな体験を】→造山古墳の造営(築造)総監督になった気分で上から眺めてみよう!
【どの話や史跡を利用して】→造山古墳
【どんな工夫で】→造山古墳に登らず造山古墳を知る。眺められる4ポイントがあるらしい

こうして始まった今年度の桃太郎伝説 日本遺産おもてなしプログラム実践ワークショップ、早速盛り上がりを見せております。
次回は「自分流のおもてなしプログラムを考えてみる。」をテーマに7月21日(日)13:30~同じ会場(勤労者福祉センター)にて開催致します。ぜひ一緒に、得意ごとを活かしたおもてなしを考えてみませんか?

お申込みは下記フォームからお願い致します。

 

◎お申込みフォーム

 

◎桃太郎おもてなしプログラム WS開催案内ページ

 

◎FBイベントページ