日本遺産プログラム「桃太郎のまち岡山で見つける 桃太郎ウォーク」
12月 14, 2020
12月5日(土)と12月12日(土)に日本遺産プログラム、「桃太郎のまち岡山で見つける 桃太郎ウォーク」が開催されました。 岡山駅を出発し約1kmの桃太郎大通りをぬけ石山公園がゴールというコースでした! みなさんが毎日何気なく歩いているこの1kmの大通りの中に、実はたくさんのポイントが隠れていることをご存じでしたか? 岡電の電柱の上には桃と瀬戸大橋のモチーフ、歩行者の安全を守る石柱は鬼のこん棒、 桃太郎をはじめ、犬や猿、キジ・鬼など物語の中に出てくる仲間たちの銅像が至る所にちりばめられています。 よくよく足元を見てみると、マンホールにもうらじゃのデザインが! そして、もともとは城下町だったこともあり、お堀の後もあちらこちらに。 江戸時代には旧山陽道として現在の表町に宿場が置かれ、本陣や脇本陣、旅籠や人馬の問屋が設けられていたそうです。 そんな桃太郎大通りですが、もともと、西川より西は城下町の外で、明治24年に岡山駅が開業した後も、 現在の城下(旧山陽道)から岡山駅に至る一本道はなく、細い道の角、田んぼのあぜ道を曲がり曲がり駅に至っていたそうです。 やっとのことで一本道が通ったのが明治30年代、一本道と行っても直線ではなかったようで、 今の桃太郎大通りが全通したのは昭和36年ごろになります。 ゴールの石山公園に到着すると、岡山が誇る岡山城と後楽園が目の前に広がります。 桃太郎大通り1km、普通に歩けばたったの13分ほどで歩けてしまう距離ですが、 その中に普段は気づかないたくさんの歴史と桃太郎の仲間たちが隠れていました!