集落による集落のためのシンクタンク

美咲町地域課題共有会議を開催しました

2月 28, 2024

集落・組織の課題解決 美咲町 ささえあうはぐくむ

2024 年2月26 日(月)に美咲町役場にて美咲町地域課題共有会議を開催しました。
美咲町地域課題共有会議は、平成30年度から定期的に開催し、テーマに応じて役場職員の関係課の方々が出席され、庁内横断の連携体制の強化を目的の一つとしています。
これまでは、福祉チームとの地域情報の共有や小規模多機能自治における美咲町内個別地域のリーダーを講師として招いての勉強会の開催なども行っており、みんなの集落研究所も企画・運営のサポートを行っております。

 

令和5年度の地域課題共有会議では、「自治会長の負担を少しでも和らげること」をテーマに全5回開催しました。

 

初回は町から自治会長へ依頼する業務や委員をテーマに、自治会長への依頼内容の整理を行い、関係年表を用いて、各職員がこれまでの業務で関わった自治会長の人数を書き出しました。第2回目では、実際にこれまで自治会長に依頼した業務や委員の内容についてまとめた一覧表を共有しながら、具体的に連携できそうなことのアイデア出しをしました。そして、それらのアイデアをもとに自治会長へのヒアリングを行い、特に改善の要望が多かった項目を絞っていきました。
第3回目では、「個別避難計画(避難行動要支援者登録)」「空き家実態把握・意向調査」「鳥獣害対策講習会」の3 グループに分かれて、自治会長と行政担当者のそれぞれの負担軽減を考えながら、より良い事業にしていくために必要なこと等についてのアイデアも出しあい、連携の実施に向けての手順の整理と実施の際に想定される課題(地域側・庁内側)についても合わせて意見を出し合いました。

 

第4回・5回目では、ワークショップで出した連携実施のためのアイデアをもとにスケジュール表(案)を作成し、全体的な調整を行いました。
そして、来年度の5月に開催される自治会長協議会総会にて、令和5年度の地域課題共有会議の成果を紹介することとなり、要望書の簡素化フォーマットの作成や美咲町ホームページ内へ「自治会長向け・13地区協議会会長向け」コーナーの設置などの整備を進めていくこととなりました。
あわせて、町のDX推進計画とも連携を行いながら、来年度も継続的に自治会長の負担軽減の具体的な方法を模索していくことになりました。