集落による集落のためのシンクタンク

川辺みらいミーティング ~考えよう!マイ避難先アンケート結果報告会~

7月 20, 2020

個人・家族の課題解決 倉敷市 おこすささえあうはぐくむまもる

平成30年度の西日本豪雨を経験した川辺では、昨年から住民有志でまずは個人や家族単位から防災について考えていこうと、「みらいミーティング」を継続しています。

今年2月に行われた第3回では、「早めに押そう!避難スイッチ」というテーマで会を進めました。

そんな中から、「早めに逃げようという意識が高まったとして、じゃあどこに逃げたらいいの??」という疑問が皆さんの中から湧き上がり、これらの課題に向き合うべく、第4回目は「マイ避難先」をテーマにして、5月に会を開催したいと計画を進めていましたが、コロナの影響で開催を見送り。

 

でも、実行委員会の中ではその間も「何かできることはないだろうか?」という思いがあり、川辺約1700世帯へ「避難行動についての意識調査」を含めたアンケートを実施。

約560件の回答が集まり、前回みんなどこに逃げたの? 次に逃げるとしたらどこに逃げる? 徒歩で逃げなければいけなかったらどこへ行こうか? ペットや要援護者がいる家族はどうしよう? そんな、様々な状況をみなさんがイメージできるようにアンケート作成から綿密に話し合いを重ね、また集まった回答に対しての分析も重ねていきました。

 

そして、7月19日、「考えよう!マイ避難先アンケート結果報告会」を開催。なんと、今回はリアル対面での会とプラスして、同時YouTube配信に初挑戦!みんけんスタッフはオンライン上からの参加で、会の様子を見せていただきました。会場で参加くださった方はもちろん、YouTubeのコメント欄でも質問や意見交換が活発に行われており、そして何より、真備や岡山県内だけでなく、色々な場所にいる人たちが見れることもデジタル配信の強みです。

何よりも、住民さんたち自ら、色々な環境の変化に負けずに新たな取り組みに挑戦していく姿がいつも印象に深く残っています。

 

近年では毎年どこかで大きな災害が起こってしまっていますし、コロナの影響もまだまだ続いていく中ですが、このような取り組みが少しずつ拡散されて、色々な人たちのところへ届いていくといいなと思います。