地域と高校生の探究・協働交流フォーラム2025を開催しました

地域を支える人材の支援・育成 津山市美作県民局管内 ささえあうはぐくむ
令和7年3月16日(日)「~岡山県北が誇る高校生の力~地域と高校生の探究・協働交流フォーラム2025」(岡山県美作県民局主催)が津山市ソシオ一番街のエンゼルホールにて開催され、みんなの集落研究所も事務局としてサポートをしました。
前半は、高校生と地域との連携で取組む地域課題解決の事例発表を聞き、発表した高校生にはゲストコメンテーターからの質問に答えていただきました。後半は、ワークシートに高校生から大人に、大人から高校生に聞いてみたいことを記入しグループの中で質問をしあう交流を行いました。
発表した高校生たちは、それぞれの活動を通じて地域の魅力を再発見し、地元の特産品を活かす重要性を学んだことや協働する楽しさについて報告しました。報告を聞いた参加者も後半の交流タイムで、連携のきっかけや成果、効果、変化、具体的な企画内容を伝えることにより、高校生と地域運営組織が連携して課題解決することの意義について、それぞれの立場や視点から理解を深めあいました。
プログラム
1)勝間田高等学校食品コース「勝英産アスパラガスを用いた商品開発」 の活動紹介
2)「第6回県北のうまいもん大集合!うまいもん商店街!高校生実行委員」による活動紹介
3)参加者同士の交流タイム
☆全体コメンテーター
岡山 一郎氏(山陽新聞社客員論説委員)
松田 欣也氏(株式会社マムハートホールディングス 代表取締役 / 岡山県教育委員会教育委員 )
アンケートからの声を一部ご紹介します
≫地域の方から
「自分の頃と違って今の高校生の考え方がとてもすごいと思った。地域の高校生に働きかけしてみたいです。」
「企画に最初から入ってもらい地域に溶け込んでほしい。(学生さんと地域と一緒になれば楽しめる?)」
「地区の行事に津山東高校生が行学(課題探究授業)で来てくれているが、ほかの高校からもボランティアで来てもらえるなら高校生同士の交流にもなるし、人が来ることによって行事に活気もでるのではと感じました。」
「地域行事に若い人の参加が少ないので、若い人が楽しめる内容を一緒に考えて欲しい。」
「地域の活動、まつりに、学生さんの力を借りたいです。」
≫高校生から
「SNSや山陽新聞、チラシに関心を持ちたい。これで選択肢が増える。」
「地域の人達がどのような気持ちをもっているのか、それに対し自分たちがどうするべきか考えることができました。」
≫企業の方から
「うまいもん商店街は高校の枠を超えた文化祭みたいで楽しそう。枠の中でおさまらず、連携していくことがとても素敵だと思います。」
≫教育関係の方から
「うまいもん商店街は知らなかったので参加したいと感じました」
「食品開発や販売について今後検討したい」
地域と高校生の具体的な連携を望む声や地域が抱えている課題に対して高校生達が「できることを実践してみたい」「声を掛けてほしい」といった声が上がっていました。本成果報告会の中の意見やアイデアを具体的に整理しつつ、新たな課題解決に向けた取り組みの創出に繋げていきたいと考えています。
ご参加いただきありがとうございました。