集落による集落のためのシンクタンク

川辺みらいミーティング

1月 20, 2020

個人・家族の課題解決 倉敷市 ささえあうはぐくむまもる

 

令和2年1月19日(日)、真備町川辺分館で「第3回川辺みらいミーティング」が開催されました。

平成30年西日本豪雨でほぼ全地区が浸水してしまった川辺。

平成31年3月、災害を越え川辺をどんな地域にしていきたいかを話し合う「第1回 川辺みらいミーティング」を開催し、

アンケートの中で見えてきた「安心安全に暮らせるまちづくり」への関心の高さから、第2回目以降は防災への取り組みが始まりました。

元々土地が低く、水害時には地区内に避難するところがほぼない川辺。水害のリスクが高い地域にこれからも住み続けるためにどんなことに取り組んでいけるのか。

現在実行委員会として活動しているのは、防災に関心の高い住民さんで、自分たちの手で会を作り上げていっています。

 

みんけんでは、この川辺地区へ昨年9月から地域支援に入らせていただいています。

「防災」に取り組むときに大切になるのが「町内会」単位の隣近所との助け合いです。

しかし、発災後まだ地域に戻れている住民は半数弱という中、各町内会がどういう状況なのかすら把握できていないという課題を抱えていました。

もともとの地域課題に加え、被災地ならではの大きな問題を抱えた川辺の支援へみんけんが入ることができたのが、

真備町内に拠点を置く災害支援ネットワークおかやま「まびシェア」との連携のおかげでした。

今回の「川辺みらいミーティング」へはみんけんスタッフは参加していないのですが、まびシェアの地域支援担当スタッフが参加してきました。

現在、みんけんとの支援でも一緒に活動しています。

 

 

今回のテーマは「みんなで押そう!早めの避難スイッチ!」。

災害時に最優先に守るべきは「命」、早めの避難行動を促すためにまずは発災時の自分たちの行動を振り返り、

どうしてその時その行動をとったのかをお互いに共有しあいながら分析していきました。

「大丈夫だろうと思っていた」「逃げたくても逃げられなかった」「一度避難したのに、戻ってきた」など、状況は人それぞれ。

でも、まずは自分自身のことを振り返り、他の人の状況を共有することで、たくさんの気づきや学びが得られる時間となったようです。

今後もこの「川辺みらいミーティング」は継続し、最終的には「逃げ遅れ0」の川辺を目指していきます。

そのために、隣近所で声を掛けあい助けあえる地域を目指して、みんけんもこれから川辺のみなさんと一緒に頑張っていきたいと思います‼